横浜山手で静かに佇む外人墓地、そのすぐ目の前にあるカーネルスコーナーの1階にレストラン「山手ロシュ」はあります。 この建物が建てられた1967年からずーっと洋食のレストランとして営業しており、横浜の街並・四季折々の景色を40年間大きな窓から眺めてきました。 風致地区にも指定されているこの文化的な地域には財団法人横浜緑の協会が管理する7つの洋館があり、西洋の文化にいち早く目覚めた横浜の歴史と、利用・入場が無料で使えるギャラリーなど、横浜の情緒にあふれた山手の通り沿いにある手作り洋食レストランです。
洋食のレストランとしては新しいメニュー・新しい素材にウェイトを置くよりも、当たり前のメニューでありながらもどこかオリジナルの美味しさに仕上げていく事に山手ロシュは真剣です。 例えば洋食定番の「ハンバーグ」にしても、メニュー表記・見た目はどこにでもある料理ですが、一口食べたその瞬間に山手ロシュの美味しさ、他では味わえないオリジナルだと感じて頂ける事に力を注ぎます。 中でも大事なデミソースはベテランが選び抜いた牛筋・鶏がら・ミルポワ(香味野菜)などをオーブンでじっくりロティしてから2〜3日とろ火で煮込み、漉してからまた新しくロティされた素材を煮込む・・・何度か繰り返されてやっとベースができあがります。 当店ではゆうに10日以上はかかる大事なソースで、ご家庭ではなかなか真似の出来ない手間ひまかけた分の価値が生きています。
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